チューブ取り出し手順

パンク修理のためのチューブ取り出し手順です。

作業時の立ち位置は自転車の進行方向左手で行います。
理由は、右側には、チェーンや、ライトが取り付けられていて、作業時に気を付けないとチューブに傷をつける可能性があるからです。

まず、チューブ内に残った空気を抜くことと、バルブを抜くためにバルブを分解します。
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ゴムのキャップは手で反時計方向に廻すと外せます。
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トップナットも手で外せるはずですが、硬く締まっている時は、プライヤ等で挟んで回してください。
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トップナットが外れたら、バルブコアを手で引き抜きます。
まれに、虫ゴムが溶けていたリ、切れたりしていると手で抜けないことが有ります。
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*ここまでの手順は、バルブ交換の手順にもなります。*

バルブ固定ネジを10mmのスパナで緩めます、一旦緩めば、後は手で外せます。
時々、バルブ固定ネジが斜めに掛かっていることがあります。
その時は、チューブやバルブに負荷を掛けないよう、バルブを小型のモンキーで固定して、ラチェットを使って外します。 (注1)
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(個人的には、バルブ固定ネジは、不要な部品と思っています。)

作業し易いように、スタンドに載せていますが、スタンドは無くても作業できます。
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バルブ位置に合わせて、タイヤにマーキングします。 (注2)
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異物でパンクした時に、チューブの穴位置とタイヤの位置を合わせると、異物が探しやすくなります。

タイヤをリムから外します。
タイヤを全周、リムのセンターに落とし込むと、楽に作業ができます。
Takaよろず研究所さんの20100204-GT-40.jpgを借用>
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使うのはタイヤレバーで、レバーの爪をビードにしっかり掛けます。

タイヤレバーを掛けるのは、バルブから30cm以上離れた位置にします。 (注3)

3本のレバーを、手前にスポークがある位置に3ヶ所まとめて差し込みます。
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順番に、スポークに引っ掛けます。
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タイヤが一部リムから外れれば、後は手でも外すことが出来ますが、全部タイヤレバーで外す方が怪我の危険がないのでお勧めです。
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タイヤが全周リムから外れたら、チューブを取り出します。
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タイヤと張り付いていることも有りますが、少々強引に外しても、大丈夫です。

前輪の場合、ブレーキシューと干渉することも有りますが、チューブを出来るだけ拡げ平らにし、シューの部分を潜り抜けさせます。
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最後にバルブの部分が残りますが、
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バルブを押し込むとタイヤの中に落ち込みます、あるいはタイヤをリムからずらすとそのまま、チューブを引き出すことができます。

パンク修理