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いつかUPします。 |
| バンドブレーキ用 | ローラーブレーキ用 |
バンドブレーキ用と、ローラーブレーキ用ではハブシェルと左の玉押しのロックナットの形状が異なるのみで、内部部品は共通です。
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| ブレーキ側のナットと玉押しを外します | |
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| ギヤ側の防水カバーを外します。 | |
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| 内部機構が抜けます。 | ラチェット受けが2ケ所あります |
通常は、ここまで分解すれば、メンテナンス(オイルディップ)は可能です。
更に分解するため、
この変速キーも外せるものがありますが、古い設計なのかこれは外せませんでした。
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| スプロケット側のリテーナー | ブレーキ側のリテーナー |
| ボールリテーナーJ(7/32″×8) | ボールリテーナー A(1/4″×7) |
内部で位置が変わるのは、変速キーのみです。スプロケ駆動ユニットと変速キーは位置が変わってもトルクが伝達できるようキー溝で繋がっています。
| 変速キー位置 | 内歯車 | 動力伝達 |
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スプロケ駆動ユニット→内歯車→遊星ギヤ(45/(45+16)減速)→ハブシェルの動力伝達です。 |
| 他パーツへの働きかけ無し | ラチェット爪が閉じています。 |
| 変速キー位置 | 内歯車 | 動力伝達 |
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スプロケ駆動ユニット→内歯車→ハブシェルの動力伝達です。 |
| 内歯車のラチェット爪が落ちます | ラチェット爪が開きます。 |
| 変速キー位置 | 内歯車 | 動力伝達 |
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スプロケ駆動ユニット→変速キー→遊星ギヤ((45+16)/45増速)→内歯車→ハブシェルの動力伝達です。 |
| スプロケと遊星ギヤが繋がります | 爪は開いたままです。 |
減速については、山本ワールドのhttp://yamatyuu.net/car/other/planetary.html#link_sunのアニメが分かりやすいです。
増速も、遊星ギヤを主にみると、判ると思います。
寿サイクルさんのシマノ1・2・3チェンジハブの動作原理にも詳しい説明が有ります。
遊星ギヤを考えると、混乱しますが、下記の直線ギヤの動きを理解できれば、上記の説明が分かりやすくなります。
可動ラックを動かせば、歯車に対して減速、歯車を動かせば可動ラックに対して増速になります。
| クランク回転を直線変換し、その直線運動のストロークを2倍に増長させる「からくり治具の素」を紹介します。
【図1】がその機構図です。
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負荷が掛かりながら摺動する部分のオイル切れを防ぐため以下の場所にシマノ内装三段用グリースでグリスアップします。
| ハブ軸 | |
変速キーと接する部分 |
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太陽ギヤ部 | |
| スプロケ駆動ユニット | |
リテーナー受け部 |
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玉押し部 | |
| 駆動側リテーナー | |
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| 駆動側玉押し | |
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| ハブシェルリテーナー | |
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| 内歯車 | |
ラチェット爪の受け部には極薄く |
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ギヤ部 | |
| 遊星ギヤユニット | |
ギヤーの軸穴と軸 |
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4個のギヤー | |
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Eリング当たり部 | |
| ハブシェル | |
ラチェット爪の受け部には極薄く |
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上下のリテーナ受け部 | |
| ブレーキ側リテーナー | |
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これでギヤユニットの組み立ては終わり、オイルディップの準備が出来ました。 今回のグリスアップは、内装三段変速のオイルによるフリクションを極力減らすための最低限のグリスアップです。 メンテフリーを望まれる方は、ラチェット部や内歯車などにも多量でなければグリスを付けても問題は有りません。 |
分解手順の逆に組み付けて行けば、元通りの形になります。
ここでは、組み立て時の注意点のみ記載します。
こちらも参考にして下さい。
Takaよろず研究所さんの保存サイトの(内装3段変速機の分解・組立 2007/7/14製作)です。
最初から、最後まで、親切丁寧で画像の良さに脱帽です。
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容器は、ケチって100円ショップのボトルです。 |
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丁度、ハブシェルのリテーナーが口に掛かって止まります。 |
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シマノ純正オイルです。 粘度等の表示は有りません。 サラダ油より、低粘度の印象です。 |
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きれいな青いオイルです。 90秒間浸漬します。 |
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約60秒間オイルを切ります。 *DM-SG0006-00-JPN.pdfから借用 |
メンテナンスオイルは、内装用グリスをすぐには溶かさないようです。
新しいSG-3S40と比較しましたが、ラチェット音が高く、少しですが良く回ってくれるようです。
